俺の目の前にいるのは『俺』自身だった。
 『俺』には意志はなく、全て俺の命令で動く。
 
 俺は『俺』を跪かせた。
 『俺』の頭を掴むと、その口に俺の憤り勃ったモノを突っ込んだ。
「歯は立てるなよ。思い切り吸い込むんだ。」
 俺の命令に従い、『俺』はフェラチオを続ける。
 溜まりきった俺の白濁した塊を『俺』の喉にぶち込んだ。
 『俺』は喉を鳴らしてそいつを飲み込んだ。
 
 次に『俺』を四つん這いにさせる。
 ジェルをたっぷり塗り込んでやる。
 指先で穴を揉みほぐす。
 広がった菊門に思い切り突っ込んだ。
 腰を前後に振るい、快感を貪ってゆく。
 第2射が『俺』の中に放たれた。
 
 
 
 俺は『俺』を犯しまくった。
 
 
 
 そして、疲れ切った俺がベッドに沈むと、状況が一変した。
 仰向けに寝ころがる俺の横で『俺』がムクリと起き上がった。
 『俺』が自分の意志で行動を始めたのだ。
 
「さぁ、お楽しみを始めようぜ。」
 『俺』が言う。
 俺は身体を動かすどころか、声の一つも発する事が出来なくなっていた。
 『俺』が俺の股間に移動する。
 膝が立てられた。
 『俺』の目の前に俺の股間が晒された。
「もう、こいつは用なしだな。」
 俺のモノが掴まれ
 
 そして、引き抜かれた…
 
 俺のモノはまだある程度の大きさを維持していた。
 それが、俺の口の中に突っ込まれた。
 喉の奥に俺のモノが当たる。
 むせ返るが、吐き出す事は許されなかった。
 
「さぁ、いくぜ。」
 『俺』はそう言うと、俺の脚を持ち上げた。
 俺の股間に割り込んで来る。
 『俺』の先端が俺の股間をうろついている。
 しかし、それも一時の事。
 目的地は直ぐに見つかり、押し入って来た。
 
(GGGGGGGGGG…)
 
 俺は声にならない叫びを上げた。
 引き裂かれるような痛みに振り回される。
「最初は誰だって痛いんだ。我慢しろ。直ぐに気持ち良くなる。」
 俺の股間を弄びながら『俺』が言った。
 
(GGGGGGGGGG…)
 
 俺は叫び続ける。
 『俺』のモノが俺の中で暴れ廻っている。
「良いぞ、良いぞ。良い締まり具合だ。」
 『俺』の動きが次第に早くなる。
 そして、『俺』は一気に達していった。
 
 白い塊が俺の中に放たれた…
 
 
 
 
 『俺』は結合したまま俺を抱え上げた。
 そのまま俺を半回転させる。
 ベッドに座った『俺』の太股の上に座る形になった。
 『俺』は左腕で俺の胴体を抱えてバランスをとりながら、右手を俺の胸に伸ばした。
 いつの間にか胸は大きく膨らんでいた。
 先端には乳首が大きく突きだしている。
 『俺』の指がそれを摘み上げた。
 
(クンッ!!)
 
 新たな刺激が俺の身体を貫いてゆく。
 『俺』は後ろから俺の首筋に舌を這わせた。
 俺は『俺』の上で身悶えていた。
 
 数々の刺激に俺がフラフラになった所で、口の中から俺のモノが抜かれた。
 床に這わされるが、下半身が結合したままなので、腰は高く上げられる。
 そのまま、背後から突かれた。
 
「アウッ、アウッ、アン、アン、アン…」
 俺の口から溢れたのは、正しくオンナの喘ぎ声だった。
 
 俺の胸と床の間で乳房が揺れている。
 
 俺の股間が俺の汁で濡れている。
 
 俺の膣の中で暴れているモノがある。
 
 
 それを全て『快感』として受け止めている俺がいた。
 
 
 『快感』が次第に高まってゆく。
 俺も腰を動かし、更に快感を高めようとする。
 更に高く昇り詰めてゆく。
「あん、あん、あん、ああ…」
 声も併せる。
 
 そして、絶頂の瞬間
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ♪♪♪」
 俺は最大級の嬌声を上げ、意識を失った……
 
 
 
 俺の目の前に『女』がいた。
 絶頂を迎え、ぐったりと崩れ落ちている。
 幸せそうな顔で寝息を発てていた。
 
 俺が『女』の腰から手を放すと、結合が解かれる。
 粘液の糸を引いて俺のモノが『女』の中から戻ってきた。
 俺は『女』を抱えるとベッドに横たえた。
 裸体の上にシーツを被せてやる。
 
 俺はバスルームに向かった。
 鏡の前に立つ。
 
 俺の目の前に『俺』が映っていた。
 
 『俺』は満足げに微笑んでいた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
TAKE2
 
 俺はバスルームに向かった。
 鏡の前に立つ。
 
 俺の目の前に『女』が映っていた。
 
 『女』は満足げに微笑んでいた。
 
 

−了−


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