その日、俺は『猫娘』となって町に出かけていた。
何処にでも心許ない輩というものが存在する。
まあ、その時の俺の格好もショートパンツのお尻に穴を開け、尻尾を丸出しにしていたし、帽子も被っていなかったので猫耳も露出していたので、不用心であった事は否めない。
暑かったので、ブラの上に直接Tシャツを着ていたので、背中にはブラのラインがくっきりと浮きでていたと思う。
幹線道路を歩いていると、俺の前に自動車が停まった。
若い男達が乗っていた。
「町まで行くなら乗せてやるよ。」
俺は何も考えずに男達の申し出に乗ってしまった。
町の手前で、自動車は脇道に逸れた。
「ねぇ、道違うんじゃない?」
「いや、こっちが近道なんだよ。」
背筋がチリチリとする。何か悪い予感のようだ。
自動車はホテルのような建物の前に停まった。
「ちょっと疲れたから休憩していこうぜ。」
俺を取り囲むように男達は中に入っていった。
「この耳、どうやって付けているの?」
「この尻尾はどこから生えているのかな?」
俺はあっというまに丸裸にされていた。
「じゃあ、オレ一番!!」
訳も判らず、抵抗する事さえ思い浮かばないうちに、手足を押さえられた俺の上に、全裸の男が乗っかってきた。
既に、股間は堅く勃ち上がっている。
それが、真っ直ぐに俺の股間に突っ込んで来た。
(痛ーーーーッ!!!!!!!!!!!!!)
男達はかわりばんこに俺の上に乗って来る。
俺の股間が濡れてくるまで、拷問のように俺の中に出し入れして喜んでいた。
濡れてくると痛みは薄れてはきた。が、どこをどうとっても『オンナの快感』を感じる事はできなかった。ただ、漫然と男達に抱かれる…人形のように自分を感じていた。
男達の命じられるまま、俺は痴態を晒す。
様々な体位で犯される。
口で奉仕する。
奴らの汚れを体中で受け止める。
(何で、俺はこんな事をしているのだろう?)
俺は立ち上がった。
男達は唖然と俺を見上げた。
(鬱陶しい!!)
俺はそう思った。
そして行動にでる。
覚えたての呪文を唱える。
男達の時間が止まった。
彼等の身体が縮んでゆく。
ジオラマの人形のように床の上に転がっている。
俺はソレを拾い上げては、ごみ箱に放り込んだ。