憑依


 
 割れ目に沿って指を這わせる…
 
 「ぁっ……」
 
 指の腹が敏感な所に触れ、俺は小さく喘いでいた。
 勿論、この肉体は俺本来のモノではない。
 俺は今、この若い女の身体に憑依しているのだ♪
 女の記憶を探り、一番感じる場所を確認した…
 
 既に股間には愛液が溢れている。
 俺は女の指をそこにある秘洞に押し込んでいった。
 「あんっ、ああ…!! ああ〜〜ん♪」
 俺は身を捩って悶え、快感に淫声を上げていた。
 
  
 
 (肉体は違っても、女の快感はどれも素晴らしい♪)
 俺が女の身体に憑依するのは2度や3度ではない。
 数知れぬ女に憑依しては、その快感を堪能し尽くしてきたのだ♪
 時には愛交の最中の女に憑依したこともある。
 「本物」は良いか?というと、こればかりは相性の問題があるようだ。
 叫び狂っている女に憑依しても、それが「演技」だったり単なる「自己陶酔」でしかなかったり、という事もある。
 (却って、快感を表に出さないようにじっと堪えている女の方が感度が良いようだ♪)
 
  
 
 だが、今は相手となる男はいないし、満足な道具も見当たらない…
 専ら自分の指で責めたてるしかないのだ。
 
 「あん、ああん、あ〜ん♪」
 それでも女の肉体は昇り詰めてゆく♪
 「イクぅ…イッちゃう〜!!」
 
 俺は何度目かの絶頂に達していた♪
 
 
 


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