「この五円玉をじっと見るんだ…」
チープなやりとりであるが、これが催眠術の基本だと言えば疎かにもできまい。
とは言え、BGMとして流している音楽にサブリミナル効果を加えてはいる。
「もうボク以外の声は聞こえなくなっている。ゆっくりと立ち上がってごらん♪」
その声に従って、彼…彼女はゆっくりと椅子から立ち上がった。
先程飲ませたコップの中に性転換剤を入れておいたのだ。
彼は知らぬ間に男から女に変わっている。
これを催眠暗示の効果だと信じさせるのは容易なことだ。
「そう♪君はボクの催眠暗示の効果で女に変わっているんだ。先ずは服を脱いで確認しようか♪」
彼女は着ていたシャツを脱いでゆく。
下に着ていたTシャツの胸はしっかりと膨らんでいた。
そのTシャツも脱ぎ去る。
元が男であるから、ブラジャーなどは着ていない。
膨らんだ胸の先にプックリと乳首が突き出していた。
「次は下だね♪」
そう言うと彼女はズボンのベルトを外し、トランクスと一緒に脱ぎ去っていた。
さっきまで、ソコに存在していた筈のものは消え、代わりに女の証が存在していた。
「君は自分が女であることを理解したかな?理解したら頷いてごらん♪」
彼女はしっかりと頷いていた。
「女の子は気を許した人にしか裸姿を見せないんだ。君はボクに気を許しているということだね?」
彼女はもう一度と頷いた。
「なら、ボクにどうすれば良いのかな?」
彼女はスッとボクの前に近付き、そこに跪いた。
ズボンのベルトを外し、下着と一緒に下すと、ボクの股間に顔を埋めた。
「…ンァ!!」
思わず声が出てしまった。
彼女の舌がボクの股間を舐め上げ、舌先を割り込ませてきたのだ。
ボクは下半身から崩れ落ち、床の上に転がされていた。
その上に彼女が伸し掛かる…
上半身も脱がされて、ボクの胸も露わになった。
彼女はその先端を摘まみあげ、弄り始める。
「やはり、催眠暗示なんてあり得ないよね♪」
彼女は精気の戻った瞳でボクを見つめていた。
「お仕置きが必要かな?」
「ダメ…」
口では拒絶しても、ボクの肉体が反応してしまう…
「もう、こんなに濡らして…イケナイ娘だね♪」
彼女はボクの股間を撫で上げて拭い取った愛液を見せつけた。
「さぁ♪オシオキだよ♪」
そう言って、彼女はボクが彼女を責めようと揃えていた道具を手に取るとボクの股間に…