TSFショート
姫始め

「なぁ、これから姫始めしないか?」
初詣のさなか、親友がそんな事を口にした。
「誰かあてでもあるのか?」
「だから、神様にお願いするんじゃないか♪」
「そ、そんな罰当たりな…」
と無駄話の中で賽銭の順番が回ってきた。
「お前も頼めよ♪」
と言いながら親友は賽銭箱に紙飛行機に折ったお札を投げ入れた。
 
『健康安全・世界平和・五穀豊穣』
などと願いつつ、あたしもお賽銭を投げ入れていた。
「ほらね♪罰なんか当たらないでしょ?」
いつの間にか親友の着ていた服が振袖に変わっていた。
そういえば、あたしも振袖を着ている。
家を出た時は違う服を着ていたと思ったが、今朝からの記憶が曖昧になっている。
 
「さぁ、戻ってシよ♪」
と親友に手を引かれて親友の家に戻っていった。
「ほら、脱いで♪」
そんな事を言われて、振袖が親友に借りたものだと思い出した。
(だから家を出た時は普段着だったんだっけ…)
今朝からの曖昧な記憶が形を表してくる。
「こっちでしょ♪」
下着姿のまま親友の寝室に連れ込まれる。
そう言えば「姫始め」しよう…とか言っていたっけ…
 
ぼーっとしている内に下着も剥ぎ取られ、ベッドに押し倒されていた。
「ぁあんッ…あン♪」
敏感な所を責められて、あたしは今年最初の艶声をあげていた♪
 


GHS @PFB01406 2023年12月11日
「姫始め」とは…
その年に最初にする女装
 
から、親友との初詣でその御利益等で女体化し、その後にするエッチ
…って事はないです。m(__)m

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