俺と彼女は入れ替わったのだけれど、認識は元のままだった。
つまり、彼女の肉体は元々の俺の肉体であり俺の肉体は彼女の肉体となっているのだが、他人からは元のまま、俺は俺として彼女は彼女として認識されている。
今の俺の胸には双つの膨らみがあるのだが、「男」としか認識されていない。
彼女の顔は元々の「俺」の顔なのだが、彼女自身として認識されている。
だから、肉体に合った服を着ていると、女装/男装と思われてしまうのだ。
幸いにも彼女と俺は体形にあまり違いはなかったので、お互い自分の服がそのまま着れたのだが…
「祐司ぃ…どうしたらいいの?」
と彼女がスカートの前を抑えている。
そう、いわゆる「朝勃ち」である。
ズボンであれば「少し膨らんでいるかな?」ってことで済ませてしまえるが、
スカートは抑えが効かないので、しっかりとテントを張ってしまっている。
「射せば何とかなるよ♪」
「射す…って?」
「溜まってるものを吐き出させるんだよ。」
「どうやって?」
「知らないのか?…って知ってる訳ないか…じゃあ、俺が手伝ってやるよ。」
と椅子に座らせて、俺はその前に座り込んだ。
スカートを捲ると、既に先走りで濡れた尖端が俺の前に飛び出してきた。
(これって「俺」の…なんだよな?)
改めて、正面から俺自身のモノを見せつけられて圧倒されてしまった。
「っちょっと待って…いつもの体勢の方が良いかも…」
と彼女を立たせて背後にまわった。
手を前にまわしてソレを握った。
「いつも」のような感覚を取り戻すため、目を瞑った。
少し擦ってみたが、いつもの感覚には程遠い…
いつもなら彼女の裸体を思い出すことで興奮するのだが…
(ジュン…)
俺の股間が濡れてくるのを感じた。
(俺が興奮してどうするんだ?)
しかし、それも悪いことではなかったようだ。
俺の胸は彼女の背中に密着していた。
その胸の尖端が興奮して硬くなる…
それを彼女が背中で感じたようだ。
ビクッと俺の手の中に反応があった。
「何か出て来る?」
「精液だよ。それを射してしまえば鎮まるから…」
俺はフィニッシュに向けて手を動かす。
「っあ、あ…」
ドクリとペニスの中を精液が通り抜けてゆくのを感じた…
ティッシュで鈴口の周りを拭き取り、床に散った残滓も拭い取った。
「自分でできる?」
と聞いたが、彼女は首を横に振るだけだった。