囚われの姫

    間幕


 魔王の死とともに地下牢の封印が解かれ、俺達は自由の身になった国王達と合うことになった。
 これまでの経緯を説明し、話は当面の問題点に移っていた。
「結婚式に合わせ、もう国を出た来賓もいるようだ。」
「今更、中止と言うわけにもいくまい?」
「相手は?」
 様々な候補が挙げられては蹴落とされてゆく。既に俺=姫の意向など確認しようともせずに話が進んでゆく。
「待ちなさいよ。姫様の相手っていずれはこの国の王様になるんでしょう?焦って決めても良いことなんてあるわけないじゃない。」
 皆の視線がアニーに集まった。
「しかし、結婚式に集まってくれた諸公に何といえば…」国王が困り果てている。
「代わりのイベントを打てば良いのよ。」
「「「代わりの?」」」
「どうせなら戴冠式をやっちゃたら♪」
「「「戴冠式?」」」
「ア、アニー!! それはちょっと待ってくれよ。」さすがに俺も声をあげていた。しかし、その場の雰囲気は既に戴冠式に向かって流れ始めていた。
 
 数日後、俺の頭に王冠が乗せられ、国王の徴の杖が手渡された。
 
「おつかれさま。女王様♪」
 式典に続く宴を終えて部屋に戻るとアニーが待っていた。
「よせよ、アニーまで。あんたとはこれまでと同じに付き合っていきたいんだ。」
「これまでと同じに?」そう言ってアニーは着ていたガウンを取った。アニーの瑞々しい裸体が現れる。
「では、姫。わしに奉仕してくれないかな?」そう言ったアニーの股間に、黒々としたペニスがそそり立っていった。
「まさか?お前『魔王』か?」
 そして、再び魔王の呪縛が発動した。俺は奴の前に跪いていた。
「安心しろ。しばらくは大人しくしててやる。」
 ペニスを咬えた俺の頭の上で奴はそう言った。
「お前の腹の中にあるお前自身の子…『勇者の息子』が大きくなるまではな。」
 
 
 

−了−

 
 
「安心しろ。お前は永遠にわしの性奴隷として生かしといてやる。どんなにわしの姿が変わってもな♪」

 


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 続くかどうか判りません。『勇者の息子』が大きくなり魔王にその身体を奪われた後、『息子』の性奴隷と化した彼の痴態を想像して楽しんでいて下さい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「ねぇ、母上様♪ ボクも立派になったでしょう?」