レズビアン



 私の妻、弓枝が根っからのレズビアンであることが判明したのは、私達が結婚してから3年が経過してからだった。
 その日、予定していた商談がキャンセルされ、たまたま早く帰宅できた。
 ドアの鍵を開け、中に入ると、奥の寝室から喘ぎ声が聞こえた。
 それは正にSEXのときのオンナの媚声に他ならなかった。
 
 しかし、そこには違和感があった。
 そのオンナの声は弓枝のものとは異なっていたのだ。
 もともとSEXには淡白な私ではあったが、それが妻の声であるかどうかを断定できないということはない。
 弓枝とは上司の紹介で知り合った。
 弓枝は美人で、私には勿体ない程であったが、何故か彼女に気に入られ、とんとん拍子で結婚するに至ったのだ。
 もともと、女性との付き合いもなく、童貞だった私の初めての相手が弓枝ということになる。
 しかし、新婚初夜以降、私達は本格的なSEXをした記憶がない。
 が、妻の媚声とそれ以外とを判別することくらいは私にもできる。
 
 
 
 
    私は寝室のドアを開いた。
 
 
 
 ベッドの上には2つの裸体があった。
 組敷かれたオンナは恍惚の表情を浮かべている。
 彼女のうっとりとした眼が私を捉えた。
「キャッ!!」
 小さな叫び声が上がる。
 彼女の視線を追って、彼女を組伏せていた人物がこちらを向いた。
 彼女もまたオンナだった。
 彼女は弓枝だった。
 弓枝は腰にベルトを巻き、オンナと結合されていた。
 弓枝が言った。
 
「気にすることはないわ。あの人はオトコじゃないから。」
 
「えっ?!」
 その言葉に私と組敷かれたオンナが異口同音に叫んだ。
「ど、どういうことだ?」
 私が詰問すると、弓枝は結合を解き立ち上がった。
 オンナの胎から引き抜かれた疑似ペニスがキラキラと光っている。
「どぉ?」
 弓枝が言った。
「あなたはここにある2つの女の裸体より、あたしの股間の肉棒の方に興味があるのでしょう?」
 そう言われ、私は彼女の股間に再び注視した。
 硬く、太く、大きなソレはオンナの愛液に光輝いていた。
「あなたもコレが欲しいのでしょう?」
 私は頷きそうになった自分を必死で諫めた。
「ち、違う…」
 
 
 
「初めて会った時から判っていたの。あなたがオトコではないという事を。」
 弓枝は私の首からネクタイを外した。
「だからあたしはあなたと結婚したのよ。」
 ワイシャツのボタンを外し、私の胸を撫で上げる。
「あたしは女の子しか愛せないの。」
 私は上半身を裸にされた。
「あなたはオトコではないからあたしの側に居られるのよ。」
 弓枝の指先が私の乳首を摘まみあげた。
「でも、あなたがあたしに愛されたいのなら…」
 私の耳朶に濃厚な甘息が吹きかけられた。
「…女の子におなりなさい。」
 
 私は膝から力が抜け、その場に崩れ落ちた。
 
 目の前に弓枝の股間があった。
 目の前に突き出された肉棒があった。
 私はソレを見つめた。
 
 私の口は無意識のうちに開かれていた。
 その中にゆっくりと肉棒が挿入される。
 弓枝の手が私の髪を掴んでいた。
 私の口の中で彼女の肉棒が蠢いている。
 
「そうよ。自分に正直におなりなさい♪」
 
 
 
 
 
 私はベッドの上にいた。
 今、私は弓枝に組敷かれている。
 先程の光景が蘇る。
 弓枝に組敷かれたオンナと自分を重ね合わせる。
 私は恍惚の表情を浮かべ、股間を開いていた。
 うっとりとした眼で弓枝を見た。
「いくよ♪」
 弓枝の問いかけに私は首を縦に振った。
 彼女の肉棒が私の胎に入ってくる。
 
「あぁ、あぁ、あ〜〜〜〜〜〜♪」
 
 私はオンナの悦感に嬌声をあげていた。
 
 
 

−了−


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