夢の蛇



 僕は『夢』を見ていた…
 
 大きな蛇がニョロニョロと僕の股間にやって来た。
 牙のない口を広げ、パクリと僕のオチンチンを咬わえてしまった。
 蛇の舌がチョロチョロとその先端の敏感な所を刺激する。
 タラリと先走りの汁が流れ始めた。
 
 更にそいつはキュウキュウと掃除機のように吸い込み始めた。
 口の中で微妙な圧迫を繰り返し、体全体で締めつけ、舌先での刺激も続けられる。
 僕は恐怖と快感の狭間でうなされていた。
 オチンチンは萎れたままであったが、快感に支配された下半身はドビュッと精液を絞り出していた。
 蛇は更に吸い続ける。
 僕の金玉から精液を全て吸い取ってしまうようだ。
 
 やがて、僕のモノを吸い尽くした蛇は、遂にムシャムシャとソレを食べ始めた。
 不思議と痛みはなかった。
 オチンチンは金玉と一緒に跡形もなく喰べられてしまった。
 その跡は一筋の割れ目となっていた。
 
 蛇は体勢を整えると、今度はその隙間に頭を突っ込んできた。
 グイグイと潜り込んでゆく。
 蛇の頭は僕のお腹の中に入ってしまった。
 その中で蛇はクネクネと動き出した。
 舌先が、今度は肉の壁を刺激しているようだ。
 やがてそいつは最も敏感な所を探り当てた。
 僕は上げそうないなった悲鳴をグッと堪えた。
 
 
 
 僕の股間が一気に汗をかいたように濡れていった。
 グチュグチュと猥らしい音を発てて蛇が動いている。
 僕は必死で耐えていた。
 何に耐えているのかも知らずに耐えていた。
 しかし、耐えることによって快感がドンドン蓄積されていくようだった。
 それに併せるように、全身が敏感になっていた。
 蛇は頭で股間を責めると同時に尻尾の先を身体中に這わせ始めた。
 それが、更なる快感ろなって僕を締めつけてくる。
 
(もう限界!!)
 
 そう思った時、蛇の動きが止まった。
 僕はフゥと張り詰めていた息を解いた。
 蛇の本体がとぐろを巻いてゆく。
 そして僕の股間から、頭を引き抜いていった。
 僕の全身から緊張が溶けてゆく。
 
 その刹那
 
 ガブリッ!!
 
 蛇は股間に生まれたてのお豆に咬みついた。
 
 何の心構えも出来ていなかった僕は声を上げる間もなく、一気に昇天してしまった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 目覚めると蛇はどこにもいなかった。
 僕は股間の濡れたパジャマをパンツと一緒に脱いだ。
 それを洗濯機に放り込もうとしたとき、そこに女物の下着=ショーツが落ちていた。
 僕はそれを手に取った。
 ズボンとパンツを脱いで穿いてみる。
 下半身がピッタリと被われた。
 何とも言えない感覚だった。
 僕はその上からパンツとズボンを穿き、何事もなかったように部屋に戻った。
 その日はトイレ以外はいつもと変わらぬ一日を過ごした。
 が、夜になると『蛇』が目覚めた。
 
「俺は食事に行ってくる。」
 そう言って、蛇は僕の体の中からズルズルと這い出してきた。
 勿論股間の『穴』からだった。
 蛇の鱗が敏感な所を刺激し、それだけで立っていられなくなった。
「朝には戻るからな。」
 蛇が消えると、ポッカリと穴が空いたような気がした。
 体の中にいた蛇がいなくなったのだ。当然と言えば当然なのだが…
 
 僕はいつの間にか蛇の出ていった穴に手を充てていた。
 強引な刺激ではあったが、そこは僅かに濡れていた。
 僕はショーツ一枚になり、その上から谷間に沿わせて指を充てた。
 誰もいない…
 蛇もいない…
 僕は躊躇いがちに『声』を出してみた。
「あ、うん♪」
 それが女のコの喘ぎ声に聞こえると、僕の身体は正直に反応していた。
 もちろん、オチンチンは蛇に食べられ、勃起のしようもない。
 しかし、僕の股間には替わりのモノが付いていて。
「あんっ♪ あああんっ♪」
 声を出す度にウルウルと濡れてくる。
「あ、あんっ!!」
 指の腹が敏感なお豆に触れた。
 そうだ、お豆も勃起している。
 
 堪えられずに僕はショーツを脱ぎ捨てた。
 ベッドの上に横になり、快感を貪っていた。
 手では飽き足らず、冷蔵庫からキュウリを取り出して突っ込んでいた。
「あ〜〜〜〜〜〜ん♪」
 僕は嬌声をあげ、そのまま眠ってしまった。
 
 
 
 
 
 翌朝、帰ってきた蛇に僕の痴態を見られてしまった。
「もう、いっぱしに感じているじゃないか。」
 蛇は俺の股間から棒を抜くと、そこが住処と言わんばかりにスルスルと潜り込んでいった。
「そうだな、今度からはお前にも働いてもらわなければならなくなるし、お前のお汁もなかなか味がよさそうだ。」
 蛇は股間からニュッと首を出してきた。
「おまえさんも昼間はこの身体で男の子しているのだろう?」
「あ、あぁ…」
「ギブアンドテイクだ。昼間は俺がお前のチンポの替わりをしてやろう。」
 
 一瞬後、僕の股間にオチンチンが戻っていた。
 
 しかし、それも昼間だけで、夜になるとオチンチンは消えてしまう。
 蛇が目覚め、外に出て行ってしまうからだ。
 『食事』をしに行っているらしいが、何を食べているかと問うと「淫らなもの」と答えが返ってきた。
「そりゃぁ、チンポは別格だがね。精液や愛液などの物理的なもの以外にも、喘ぎ声や嬌声、愛液の発てるぐちゅぐちゅ音。更には、淫らな雰囲気さえも俺達の餌になるんだ。中でも、若い男の精液や美女のお汁は最高だね。」
 蛇は夜の間中街を徘徊し、数々の御馳走にありついては、満腹になって僕の元に戻ってくるのだ。
 しかし、蛇の移動能力には限界があった。
 そこで『僕』の出番となったのだ。
 
 
 平日は僕もそんなに動き回れないので、土日だけの約束で僕は蛇を都会に連れて行ってやる。繁華街の路地を入れば妖しいホテルが立ち並んでいる。ここなら昼間でもやつの餌が転がっている。
 僕は近くの喫茶店に入った。
 トイレを借りる。
 個室に入ると、僕はズボンを下ろした。
 便器に蓋をし、その上に跨がった。
「いいぞ。」
 僕は小声で蛇に言った。
「そうか?」
 の声と同時に僕のオチンチンが蛇の頭に変わっていた。
 そしてズルズルと這い出してくる。
 場所が場所だけに、声を上げる訳にはいかない。
 僕は快感を堪えてじっとしていた。
 やがて、スポンと蛇の尻尾が抜け落ちて、スルスルとドアの下の隙間を抜けて行ってしまっていた。
 僕は一息付くと、ズボンを元に戻し何事も無かったかのように席に戻っていった。
 しかし、頭はボーッと霞が掛かったようで、下半身を中心にポカポカと熱を帯びている。
 毎晩、蛇が抜け出た後で自慰をするのが習慣になってしまったようだ。肉体が悦楽を待っている。
 股間に伸びようとする手を必死で押さえ込む。
 太股をギュッと引き締め、肉体の欲求を抑え込む。
 次第に熱気が薄れてゆく。
 テーブルに置かれていたコーヒーを飲んで気分を落ち着ける。
 
 これが、毎土日に繰り返されるのかと思うと気が重くなる。
 気分を紛らわせる為に喫茶店を出た。
 ゲームセンターに入る。
 手頃なマシンに腰を落ち着けた。
 しばらくやっていると、何か辺りがざわついている。
 ふと、手を止め周りを見ると、僕を中心に人垣ができていた。
 別にハイスコアを出している訳でも、華麗な技を披露している訳でもない。
 男達が鼻息を荒くして僕を取り囲んでいるのだ。
 その男達の『熱気』に気付いた途端、僕の肉体が反応していた。
 ジュッと股間が潤む。
 ムッとした芳香が漂う。
 男達の表情が卑らしく歪む。
 居たたまれなくなって、僕は席を立った。
 
 街中を歩いていても男達の視線を感じる。
 僕の肉体からフェロモンでも発せられているのだろうか?
 酔っぱらいから声を掛けられる。
「ヨォ♪おネエちゃん。オジサンと遊ばないかい?」
「ぼ、僕は男だ!!」
 そう言って振り切るが、酔っぱらいは後を絶たない。
 肩を掴み、存在しないバストを揉むように胸を探る。
 お尻を撫で、股間に触れようとする。
 そんな物理的な刺激が更にフェロモンの活動を活発化させていった。
 
 路地の暗闇に引きずり込まれる。
 両手を縛られ、猿轡を咬まされる。
 漢はズボンのベルトを器用に外すと、パンツと一緒に引きずり降ろした。
 僕の股間が晒される。
 自分では『男』だと言い張っても、ソコは『女のコ』であることに違いなかった。
(犯られる!!)
 僕は目を閉じた。
 
「うぉおおおおおおおおおお!!」
 漢が悲鳴を上げていた。
 既に漢は僕から離れている。
 ゆっくりと目蓋を上げた。
 男の股間にぶら下がっているものがあった。
 そいつは漢の逸物に咬み付いていた。
 『蛇』だった。
 やがて、漢は白目を剥いて倒れた。
「ぺっぺっ!!あ〜あ、不味かった。」
「た、助けてくれたのか?」
「まぁな。変なのに犯られると味が落ちるんでな。」
「ありがとう。」
 僕はそう言ってズボンを戻そうとした。
「ちょっと待て、口直しだ。」
 蛇は器用に僕の脚を這い登ると、股間に溢れた愛液をペロペロと舐め取っていった。
「ねぇ、こんな所を誰かに見られたら恥ずかしいよ。」
「大丈夫だ。結界を張ってある。…それとも、誰かに見て欲しいのか?」
「そ、そんな事…」
「そう恥ずかしがっていると、またお汁の味も良くなるみたいだな。」
 
 やがて、一通り堪能した蛇は僕の中に戻っていった。
 僕はズボンを戻し、身なりを整えると再び街中に戻っていった。
 
 
 
 
 
 次の日もまた蛇を街中に連れ出す事になっていた。
 昨日の経験から、他人と接触する事の少ない場所を選んでおいた。
 カラオケルームだ。
 ドリンクとスナックをオーダーし、トイレで蛇を送り出してからは部屋に籠もる事に決めていた。
 しかし、ただ籠もっていてもつまらない。それに、ここはカラオケルームだ。
 取り敢えず歌ってみる事にする。
 喉の調子が良いので、いつもは歌わない曲にも挑戦してみた。
 女性ボーカルの歌もスラスラと喉を通って行く。
 裏声ではなく、そのままで女声が喉を出て行く。
 試しに裏声を出してみると、とんでもなく高い音まで出せてしまった。
 調子に乗って女声アイドル歌手の曲を続けざまに歌いあげる。
 振りまで付けてやっていると、気分はもうアイドル歌手に成りきっていた。
 決めポーズでウィンクすると、
 パチパチパチ
 と拍手が聞こえた。
 振り向くと、そこに親友の室井裕司が立っていた。
「な、なっ…」
 何でそこに居るんだ!と言おうとしたが、声にならない。
「お前にそんな特技があったなんて知らなかったよ。」
「み、み、見〜た〜な〜!!」
「あぁ。良く見せてもらったよ。今度はこの衣装でやってくれないか?」
 そう言って、ガラガラと色とりどりのドレスが下がったキャスターを引きずり込んだ。
「な、何なんだそれは?」
「この店の自慢でな、『なりきりカラオケ』といって衣装の貸し出しもやっているんだ。これは俺の奢りだ。なぁ、着てみてくれなか?」
「…と言うか、何でお前がここにいるんだ?」
「俺か?俺はここの従業員だ。モニターで見ていたらお前が可愛い声で歌っているじゃないか。そんならと、これを用意してきてやったんだ。サイズは問題ない筈だ。」
 裕司の勢いはどうしても僕にそれを着させない事には納まらないらしい。
「そんな事していて、仕事の方は良いのか?」
 取り敢えず聞いてみた。が、
「従業員は他にもいるし、お客は今のところお前一人だけなんだ。」
 僕としては外に出て騒ぎを起こす訳にもいかない。
 結論として、裕司の指示に従う他はなかった。
「じゃあ、この衣装な。曲はもちろん…」
 そう言って、水色のドレスが手渡された。
 仕方なく、それを受け取る。
「見るなよ。」
 そう言って背を向けさせる。
 着ていた服を脱ぎ、ドレスの背中のファスナを下げ足を入れた。
 袖に腕を通す。
 胸には予めパットが縫い込まれていたので、首のホックを閉じると胸がグイと突き出ていた。
 背中のファスナを閉じようとして四苦八苦…
「手伝ってやろうか?」
 裕司の申し出を有り難く頂戴して、ふと気付いた。
「何で判った?」
 裕司が上を見る。
 ミラーボールに部屋の中の様子が全て映っていた。
「見〜た〜な〜!!」
「お、怒るなよ。不可抗力だ。
 それよりも、お前下着はそのままなんだろう?パンツの線が出るからこれに替えてみろよ。」
 そう言って紙袋を手渡す。
 中には女性用の下着…ショーツが入っていた。
 裕司を見る。
 どうにも断れない目つきだ。
「わ、判ったよ…」
 僕はスカートの中に手を入れパンツを降ろし、替わりに紙袋から取り出したショーツを穿いた。
 蛇がいないので、ショーツの布地がピタリと僕の下半身を被った。
 穿き心地は悪くない。
 
 白いサンダルを穿いて準備完了。
 イントロが鳴り出した。
 女声で歌っていると、どんどん嵌まっていくようだ。
 スカートの裾が揺れ、ポーズが決まる。
 裕司の拍手と声援が心地好い。
 1曲毎に衣装を変える。
 赤いドレス、黄色いドレス。
 セーラー服、ミニスカート。
 ショートパンツ、レオタード。
 
 いつの間にか裕司の見ている前で着替えをしていた。
 裕司の目の色が変わっている。
 彼の視線が僕の股間に注がれていた。
 
 気付いた時には、フェロモンは部屋の中に充満していた。
 既にショーツが湿りけを帯びている。
 レオタードの股間にも染みが浮かんでいた。
 突然、裕司が抱きついて来た。
 そのままソファに倒される。
 唇を塞がれた。
 パットの詰まった胸を揉んでいる。
 もう一方の手が股間に伸びる。
 濡れきった割れ目をレオタードの布地の上から擦りあげる。
「あ、あぁ…」
 僕は女の声で喘いでいた。
 太股の隙間から彼の指が差し込まれる。
 指先が中に入ってきた。
 クチュクチュと音がする。
「んっ、あ、あん♪」
 僕は快感に翻弄され始めていた。
 
 いつの間にかレオタードを脱がされていた。
 ショーツも何処かに消えている。
 裕司もズボンを脱いでいた。
 両脚を抱え上げられた。
「いくよ。」
 裕司が伸し掛かってくる。
 僕の中に裕司のモノが入って来た。
 
「あっ、い、痛!!」
 僕は悲鳴を上げた。
「大丈夫。すぐに良くなるよ。」
 裕司は更に差し込んでくる。
 僕は痛みに堪えた。
 
 目の端に蛇を捉えた。
 やつは戻っていたのだ。
 昨日は介入してきたのに、今はじっと僕達を見つめている。
 
 裕司が僕の中で動いていた。
 次第に痛みは薄れ、快感に変わって行く。
「うぉ〜〜〜〜〜!!」
 裕司が吠え、大量の精液を僕の中にぶち撒けた。
 そして、そのまま僕に覆いかぶさるようにして倒れ込む。
 僕が彼を押し退けると彼の身体は床の上に転がり落ちた。
 裕司はそのまま寝息を発てている。
 
 蛇がやって来た。
 ソファの上に這い上がり、まき散らされた「淫らなもの」を食べ始めた。
「何で止めなかった?」
 僕が聞くと、蛇はにんまりとして言った。
「美味しい御馳走を前にしてそんな事はしないよ。それに、ほら…」
 蛇は首を振って指し示す。
「…乙女の証なんてめったにありつけるものではないからね。」
 そこには白い精液に混じって赤い筋が残っていた。
「お前さんも厭じゃなかったんだろう?」
 そう言って、蛇はあっという間にソファの上をきれいにして、僕の中に戻っていった。
 
 
 
 
 
 夜、裕司から電話があった。
「俺、お前に何か変な事しなかったか?どこか俺の記憶に欠落があるみたいなんだ。」
 蛇は「俺がやってやった」と言っていた。
 後ろめたさを覚えつつ、
「な、何もなかったよ…」
 僕はそう言うのがせいいっぱいだった。
 
 そんな事があってから、頻繁に裕司から電話が来るようになった。
 休みには二人で出かける事もあった。
 そんな時には必ずホテルに行った。
 そこでフェロモンを全開し、蛇は食事にありつく。
 そして、全てが終わると裕司の頭からホテルに入った記憶を消してしまう。
 こんな事を続けていて良いのだろうかと思いつつも、流されてしまう自分に呆れていた。
 
 僕はベッドの上で痴態を晒す。
 裕司の記憶に残らないと知って、僕は身も心も「女」に成りきって享楽を甘受する。
 媚声を上げ、裕司に絡みつく。
 裕司のペニスを咬わえては精液を呑み取った。
 彼の顔の上に跨がり、股間を舐め上げてもらう。
 いくつもの性感帯が開発された。
 それに併せ、僕の肉体も変化してきた。
 乳首がぷっくりと膨れてきた。
 バストがこんもりと盛り上がる。
 体毛が薄くなり、髭も生えなくなった。
 僕は髪を伸ばし始めた。
 
 
 ある日、ホテルを出る前に僕は紙袋でもってきた服に着替えた。
「もういいよ。」
 僕は蛇に言った。
 
 
 
「?????」
 裕司は驚いていた。
 僕は完全女装で彼の前に立っていた。
「裕司♪」
 僕は惚けている裕司の唇にキスをした。
「…お、俺は…」
 裕司の頭の中には消した記憶が復活していた。
「良いの。何も言わないで。」
 僕は彼の腕に僕の腕を絡めた。
 ブラジャーの中で僕のバストが彼の腕に押される。
「行きましょう♪」
 僕は裕司とホテルを後にした。
 裕司の腕が僕の肩に廻された。
 僕は裕司の胸元に頬を寄せた。
「飯にするか?」
 裕司が言った。
「うんっ♪」
 僕は愛らしく返事する。
 
 
 
 
 
 蛇は闇の中で鎌首を持ち上げた。
「さぁ、次の宿主を捜さないとな…」
 そして、夢の蛇は闇の中に溶けるように消えていった。
 
 
 
 

−了−


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