子供達が昆虫に興味を持つのは喜ばしいことだ。がしかし、その対象が甲虫や桑形に集中しているのはいただけない。特に蝶々の美しさに感動しないガキは放ってはおけない。お仕置きが必要である。私は標本箱に幻の甲虫を納め、公園に出向いた。公園の外からは死角になる木立の陰で私は獲物を待ち構えていた。
昆虫取りの仕掛けの案配を確認しているようなそぶりをしていると男の子が寄ってくる。「小父さん、これ見ても良い?」と標本箱に興味津々である。「良いよ。」と言ってやると早速蓋を開ける。と同時に感嘆の叫び声を上げる。「私の家に来るかい?珍しい昆虫の標本がたくさんあるよ。」男の子は目をキラキラ輝かせ私の後に付いて来るのだった。
私のコレクションを見せてやるが、男の子はやはり蝶には見向きもしなかった。お仕置きが決定する。私は彼に睡眠薬入りのココアを差し出した。やがて男の子は眠りにつく。男の子が蝶の美しさを理解できないのであれば男の子でなくしてあげれば良い。これが私のお仕置きだ。彼から服を剥ぎ取り男の子の証を剥き出しにする。皮に包まれたおちんちんをつまんで身体の中にぐいぐいと押し込んでゆく。奥まで押し込むと皮が反転して筒状になる。型を使って成型し、接着剤で固定すると男の子の股間は女の子のものに変わっていた。
剥ぎ取った男の子の服は処分し、代わりに可愛らしい女の子の服を着せてあげる。短い髪の毛を愛らしく見えるようにカットする。少しだけお化粧して箱の中に納めると、まるで標本箱の中の蝶のようだ。蝶の羽のようにスカートを広げ、ポーズをとらせる。写真を撮りコレクションに加える。この娘を私自身でそのままコレクションする訳にはいかない。その代わりとして写真を残すのだ。そして、本体の方は箱に詰めた状態で業者に引き取ってもらう。私のコレクションは出来が良いらしく、かなりの高額で引き取ってもらえる。これがまた新な獲物をおびき寄せる餌の元手となるのだ。
業者が来るまでのひととき、私は彼女を中心に自慢の蝶のコレクションで部屋の中を埋め尽くす。そして私自身も蝶に変身する。強力なコルセットでウエストを絞り込む。特殊ラバーで豊かな胸の膨らみを造ると、豪奢なレースをふんだんに使ったブラジャーで包み込む。紫のドレスがアゲハの羽のように舞う。金色の髢を被り浅黒い肌を白粉で塗り込めてゆくと、この部屋は全て美しいもので埋め尽くされるのだ。
美しいものに囲まれ私はうっとりとする。そろそろと右手がスカートの中に忍び込んでゆく。成型したクレバスに指を這わせる。本物の女性器ではないが、先走りの汁で僅かだが濡れている。ゆっくりと指先を挿入してゆく。それは、私の中に侵入する異物として感じられる。指の腹がクレバスの入り口に押し込められた亀頭に触れると、クリトリスを弄ばれた女の如く快感が身体の中を駆け巡ってゆく。
私は悶え、喘ぎ、快感の坂道を登ってゆく。喘ぎは嬌声に変わり、快感の頂きが目前に迫る。
「アッ、アァ。イクッ、イッチャウ〜〜〜!!」
私は蝶となって宙を舞っていた。