悪のりしてしまいました。
 
 親友の妻として生きる                  by 奈落

 
 親友が塞ぎ込んでいた。
 最愛の奥さんを交通事故で亡くしてしまったのだ。
 二人一緒に事故に巻き込まれ、親友は奥さんを庇うようにしていたのだが
 運悪く、奥さんの方が還らぬ人となってしまったのだ。
 どうやったら親友を慰めることができるだろうか?
 
 親友は人が変わったように、自分の殻に閉じこもってしまっていた。
 この殻をこじ開けられるのは親友の奥さん以外にはいない…
 そう思い至った俺は、親友の奥さんに成り代われないか模索した。
 
 
 
 
 6度の整形手術を受け、俺は親友の奥さんそっくりになることができた。
 勿論、胸は豊かに膨らんでいる。
 
 
 
 股間も刺激をすればちゃんと濡れてくれる。
 
 
 
 親友はなんとか、俺だけには心を開いてくれたようだ。
 何度か外に連れ出すこともできた。
 能面だった顔に表情が戻ってきている。
 
 そして今日、俺は親友に抱かれていた。
 俺は…あたしは今、彼の妻になれたのだ。
 彼の熱い塊があたしのナカに打ち込まれる。
 「あん…ああ〜〜ん♪」
 
 あたしは夫に抱かれ、天国に昇るかの快感の中にいた…
 
 
 《完》
 
 

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