Re:夫婦生活


  沙亜矢さんへの寄贈
  「夫婦生活」を先に読んでください。


「どぉ?気持ち良かったかしら?」
突然、旦那さんが女言葉を喋っていた。
「え?どういうこと?」
「あなたがお隣の学生さんだって事は判っているのよ。
 私と身体が入れ替わってしまったのを彼に知られないように、
 私の振りをしてくれてたのでしょう?
 今度は彼と身体が入れ替わってしまったの♪
 男の振り上手かったでしょ?」
「そ、それで自分自身とSEXしたってこと?」
「貴女可愛いわ♪もう少しこのままでいてくれない?」
「そんなぁ。僕は僕に戻りたいですよ。」
「いつでも戻してあげるわ。
 それより、女の快感をもっと感じてみたくない?」
 
 
「いってらっしゃい♪」
僕は奥さんを送り出した。
(いや僕が奥さんで、出ていったのは旦那さん?)
「毎日アツアツですね?」
声を掛けてきたのは隣に住む「僕」だった。
「僕」の中身は旦那さんなんだけど、
入れ替わりがあったことは秘密にしている。
旦那さんは僕と入れ替わったと思っているので、
僕が自分の奥さんのままだと思っている。
「お暇かしら?」
旦那さんは新婚なのに昨夜は自分の妻を抱くことができなかった…
溜まっているのは目に見えていた。
「良かったらお茶でも飲んでいきません?」
彼が僕の服を剥ぎ取るまで、そんなに時間は掛からなかった♪
 
 
(了)


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