蜜 月 日 記(あとがきに代えて)



 欧州日記からはや四年。再び『日記』を綴ることとなりました。
 今回の旅先はハワイ。マウイ島とオアフ島に行ってきました。


第壱日

 平成九年四月十二日に東京赤坂の霊南坂教会にて誓い合った良人とその翌日、成田から飛び立ちました。
 早朝、小雨の中ホノルル空港から飛行機を乗り継ぎマウイ島へ。ふたりで歩くハワイの浜辺。夕焼けが真っ赤に染まって綺麗でした。

サンセット 太平洋を朱に染めて 紅の空 ルアウの炎



第弐日

 太平洋の島々には美しい花を咲かせる木々が多い。

雲切れて 遠くマウナ・ケアを望む 紫色の島


 ハレアカラ火山の裾野に薄紫の綺麗な花を付けた木が多く、その美しさは急激な気圧の変化による我々の耳の痛さを忘れさせてくれた。


第参日

 レンタカーで裏ハワイに向かう。アリゾナ記念館で黙祷を捧げ、パイナップル畑で初めて地面に生えているパイナップルを見、マツモト・グロッサリー・ストアのシェイブ・アイスを食べてタートル・ベイ・ヒルトンに泊まった。

飛沫上げ 砕ける波 タートル・ベイの夕日 ビッグ・ウェイブ



第四日

 ハワイでは幾度となくフラダンスの練習を受けさせられた。しかし、ショー化されたものよりも、ワイメア渓谷で見た古舞踏の方が良かった。

奮い立つ太鼓の響き 大地を揺さぶる男達の足踏み ポリネシアの木蔭



第五日

 ダイヤモンド・ヘッドを巡ってワイキキに入る。テレビでよく見る『ハワイ』がそこにあった。

ここは片瀬か原宿か? ワイキキの浜 人の波



第六日

 その昔、チキンボウルをチキンボールと思い込み、丼に照り焼きチキンが入っていて首を傾げた事があった。ハワイは火山の島。そのクレーター一面に墓石が連なる光景は荘厳である。アリゾナに続き、パンチボウルでも合掌。

街中に 緑の芝の クレイタア



第七日

 帰りにはホノルル空港の中の太平洋航空宇宙博物館で締めくくり。以外と知らない人が多いので教えてあげよう。

ワイキキの波に足を洗わせ ダイヤモンドヘッドを振り返る
 頭上を過ぎ去るジェットの音 あと数刻で我等も飛び去る アロハ&再見



−了−


    次を読む     INDEXに戻る