日時計



    カラカラと鈴の鳴る、
    水の枯れた泉に、
    突き立てられた一本の竹竿。
    
    風にたなびくバンダナ、
    竹竿の先に、
    無造作に結ばれている。
    
    日時計
    誰かが書いた”XII”
    渇ききった砂の上に……


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