「どうだい?男の身体は。パワーを感じるだろ?」
「特に下半身にね♪少しぶらつくけど、バスト程じゃないもの。いざとなったらガードルで押さえてしまえば良いし♪」
「ちょっと待てよ。その身体に女の下着を着させるのか?」
「ああ♪完全女装ってのもアリかもね。男の服って可愛くないしね。ちゃんとお化粧もしてあげるわね♪」
「や、やめてくれよ。そんな変態的な事は!!」
「変態?貴女がそんな事言って良いのかしら♪男なのに女の快感を味わいたいってあたしと身体を交換した貴女がね…」
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ひょんな事で手に入れた「換魂丹」なる薬。瓢箪型の錠剤を二つに割って二人で飲むと、互いの魂が入れ替わるらしい。
俺は行きつけのスナックの気の合う女の子に「試してみないか?」と声を掛けてみた。
いつものようにホテルに向かい、ベッドの上で換魂丹を飲んでみた。
あっと言う間に魂が入れ替わっていた。
俺は自分が女の子の身体になっているのを知った。
そして、目の前には「俺」がいた。
「先ずはヤる事やっちゃいましょうか。あたしのおちんちんが痛いくらい突っ張っちゃってるのよ♪」
彼女が見せ付けるように上体を起こした。
それはいつもの「俺」のより一回り大きく感じられた。
それは、禍々しいくらいに屹立している。
「ほら♪脚、開いてよ!!」
と彼女=彼は、俺の脚の間に割り込み、伸し掛かってきた。
「ひゃん♪」
突然股間に触れられた感触に思わず声を上げてしまった。
「何?」
指が肉襞を押し開き、その中心から中に侵入した。
男では知ることのない感触に戸惑う…」
「まだあまり濡れてないから少し痛いかも知れないけど、あたしももう我慢できないの!!」
指が抜かれ、彼の下半身が下ろされる。
指の入っていた場所に別のモノが入り、更に奥へと挿入された。
痛みに叫ぶ間もなく動かし始める。
「ああ♪絡み付く…良い感じよ♪」
俺の内からも快感が涌きあがってくる。
「ああん♪何、コレ?凄すぎる!!」
俺は何が何だかわからなくなっていった。
「あ〜ん、あああ〜ん♪」
快感に悶え、嬌声をあげるだけの存在になっていた。
そして快感の向こう側に何かが見えた。
「そうだ。そこに到達するのをイクッて言うんだ♪」
「イク?イクの?」
彼の動きが激しさを増した。
「そら♪イッてしまえ!!」
快感が突き上げてくる。
「イク、イク、イッちゃう〜〜♪」
膣の中に彼の精液が放たれると同時に、快感の高みに放り上げられ…
そのまま意識を失っていた。
「いらっしゃ〜い♪」
スナックに彼がやって来る。
あたしは彼の隣…じゃなくて、太股の上に腰を降ろす。
「今夜もお持ち帰りしてくれるでしょ?」
と彼の首筋にキスをした。
「あんた、馴染み過ぎじゃない?」
そう言いながら、胸を揉みあげてくる。
「あ、あん♪感じ過ぎるこの身体がイケナイのよ♪」
既にあたしの股間は潤み始めていた。
そう、あれから「換魂丹」は一度も使っていない。
あたしは「女」になって「彼女」として生活している。
「まあ、俺もシたくてココに来てるんだがな♪」
彼もまた「俺」として巧くやってるみたい。
薄く作った水割りを一気に飲み干すと「じゃあ行こうか♪」とあたしを抱きあげる。
(あたしだった頃よりたくましくなってない?)
「なあ…」
ホテルに向かって歩きながら彼が言う。
「ホテルも良いけど、時間が勿体なくないか?どうせなら、一緒に暮らさないか?」
その言葉に、あたしは胸がキュンとなっていた♪