2chの半角二次元板の「男がベースのふたなり2」のスレッドで
 
 492 名前:410 メール:sage 投稿日:2007/07/01(日) 23:22:02 ID:Ilq78UiE
 じゃあ、こんな私でよければネタを・・・
 
 ヤバイ研究をしているマッドサイエンティスト。
 こいつが出した助手募集の求人広告に応募して助手になってしまった男がモルモットにされて薬を飲まされ、ふたなりに。
 そして、元に戻る為にという理由でマッドサイエンティストに犯されてしまう。
 
 って、のはどう?
 個人的にはラストは明るめかハッピーエンドな感じで。
 

 
 とありましたが、先日の投稿に対して
 
 446 名前:名無したん(;´Д`)ハァハァ メール:sage 投稿日:2007/06/05(火) 14:30:17 ID:5ColBtnR
 SSも良いけど二次元板だろここ
 

 
 のご意見もありましたので、HPの方にUPしました。
 


アルバイト



「この薬を飲んでもらい、一ケ月の間ここで体調の変化等を観察させてもらうからね。」博士はそう言って白濁した液体の入ったビーカーを手渡した。
 
 たまたま見付けたアルバイトはとある研究所からのものだった。夏休みの直前に彼女に振られ、自棄になっていた僕には一ケ月という期間を拘束されたバイトは魅力的だった。仕事に専念する事で何かふっきれるだろうと考えていた。しかし、単純な肉体労働かと思っていたのが、実は「人体実験」と聞き一瞬躊躇した。相手をしてくれた美人のお姉さんが危険はないよと一生懸命説明してくれた。僕は彼女に見とれて、気が付くと契約書へのサインが終わっていた。
 実験は研究所ではなく、山奥の別荘で行われるという事だった。着替えとかは用意してくれるという事だったので、そのまま現地に向かう事となった。お姉さん(実は彼女がこの実験の発案者であり、幾つもの博士号を持つ天才科学者なのだ)の運転するオフロードカーに揺られ、どんどん山奥に入っていった。陽が暮れる頃には舗装されていない細い道を進んでいた。彼女にとっては慣れた道なのだろう、道路を照らす明かりが車のライトだけになっても、かなりのスピードで車を走らせていた。
「着いたわよ。」と肩をたたかれる。いつの間にか眠っていたようだ。開かれた車のドアの先には立派な洋館のドアがあった。中に入ると入り口のドアにふさわしく、広いエントランスには装飾を施された階段があり、二階へは吹き抜けとなっていた。この先僕が寝泊まりする部屋を教えられた後、食堂に案内された。
 テーブルの上には見るからに怪しげな白濁した液体の入ったビーカーが置かれていた。「この薬を飲んでもらい、一ケ月の間ここで体調の変化等を観察させてもらうからね。」彼女の指示で僕はビーカーの中の液体を一気に飲み干したのだった。
 
 三日もすれば退屈感に押し潰されそうになる。この別荘は博士と僕の二人きりであったが、彼女は食事と僕の身体の検査の時間以外は部屋に閉じこもってしまう。もちろん僕は彼女の部屋には入れてもらえないし、ドアには鍵も掛けられている。
 怪しげな薬は僕の健康を害すことなく、僕は暇を持て余すことになった。別荘にはテレビもラジオもなく、本や雑誌も彼女の研究に必要なものだけが彼女の部屋に置いてあるだけだった。暇潰しに別荘の中を探検したが、すぐに廻り尽くしてしまう。外に出る事は止められていなかったので徘徊を始めたが、これも東西南北どこまで行っても鬱蒼とした雑木が続いているだけで、湖や小川などもなく単調な景色に塗り込められていた。
 一週間でやる事を無くし、別荘の中をうろうろしていると、脱ぎ捨てられた診察着の山を見付けた。服や食糧は一月分の蓄えがあり、汚れた服はまとめて廃棄することになっていた。そんな事をする必要はないのだが、身体を動かす事で気晴らしになるかと、これらを洗濯しても良いかと聞いてみた。それならと、博士は洗濯機と洗剤の在りかを教えてくれた。ベランダに洗濯物を干し終えると心地よい疲労を感じることができた。
 次の日は別荘の中の掃除をすることにした。やり始めると細かな汚れが気になりだし、全部を掃除するのに数日を要した。中が終わると次は外周りであった。落ち葉をかき集めると洋館の外観もワンランク上がって見えた。
 次の日は再び洗濯に明け暮れた。博士が「調度良い仕事着があるんだが着てみないか?」とクローゼットから取り出してきたのはメイド服だった。さすがにそれは辞退したが、検査着よりは動きやすいと、彼女の持っていた服から男が着てもおかしくないものを借りることにした。
 
 掃除、洗濯も慣れて来ると再び暇な時間が出来てくる。掃除、洗濯ときたら次は炊事か?とは言っても倉庫には実験終了までの食糧が調理済みで積み上げられているのだ。食事の時間にレンジに入れるだけで完成品が出来上がるのだ。少し考えて台所の棚を確認してみた。
「へぇ〜、こんな事もするんだ。いつもよりお美味そうに見えるね。」「味はそのままだけれどね♪」とりあえず博士の反応は良好だった。棚にあった食器に盛り付け直しただけなのだが、かなり見映えが良くなったと自負している。更に食後にこれらの食器を片付ける仕事もできて一石二鳥だ。僕はデザートを盛り付けたガラスの皿を取りに台所に向かった。
 
 
 
「そろそろなんだがなぁ…」博士が診察をしながらつぶやいていた。「気分はどう?」と殊更聞かれると、痛くもない頭がズキズキしてきた。それを言うと「他には?」と追及される。「お腹にも何か痛みがあるみたいです。あの薬と何か関係があるんですか?」「薬の効果は問題ないわ。肉体改造も順調にいってるわ。」
「か、改造?」「そうよ。あなたの身体には新しい器官が造られているの。診たところ充分に機能する筈なんだけど、まだ来ていないのよね。」
「来る?」僕が問いただすと、「始まったらこれを使ってね。」と箱が渡された。パッケージの図柄は女性の生理用品のものだった。「タンポンよ。あなたの場合はこっちでないと合わないからね。使い方は箱に書いてあるからね。」
 つまり、あの薬で僕の身体に新たに造られた器官は「女性器」だったのだ。そして、すぐにも生理が始まるらしい。「もちろん、ちゃんと子供も産める筈よ。その為の研究なんだから。」と、あっさり言われた時は目の前が真っ暗になった。
 
 思いもよらぬ展開に、僕は気を失っていたらしい。ベッドの上で目覚めると博士が「おめでとう♪」と声を掛けてきた。どうやら、さっきのショックで生理が始まったらしい。「で、さっきの続きで相談があるんだが?」「なんですか?」「アルバイト続けない?もちろんバイト料は増額するし、妊娠・出産までいったら生涯面倒をみてあげるよ。」
 僕は再び気を失っていた。
 
 その日の晩ごはんは博士が準備してくれた。出てきたのは鯛の姿焼きにお赤飯だった。
「さっきの話しだけど、アルバイトの延長を考えてくれないだろうか?あなたの経過観察もさることながら、あなたがそばにいてくれると心が安らぐ。」「何かプロポーズされているみたいですね。」「そう取ってもらっても構わない。あたしは本気なのだから。」
 僕の頭はぐちゃぐちゃに混乱してしまっていた。「こういう事は男の人が女の人に言う事であって…博士とはまだであってひと月もたっていなくて…僕はまだ学生で…」
「収入の事は心配ない。ひとりやふたりは充分に養っていける。結婚を決めるのに期間は関係ない。それに、あたしはあなたの事は隅から隅まで把握しているよ。そして男だとか女だとかを気にするのはナンセンスだね。第一、あなたは自分が男であると言い切れるかい?」
 確かに僕の股間には女性器があり、今も生理の血を流しているのだ。こんな僕に普通の結婚が出来る筈もない。別に博士は嫌いじゃないし、どちらかと言うと好感が持てて、抱かれても良いかなっ…て、僕は男なのだから彼女を抱く方で…でも股間が固くなるより、胸の奥がキュンとなって、抱かれたらと思うだけで股間が潤んじゃう…
「と、とにかく一晩考えさせてください。」そう言って、僕は食事に専念することにした。
 
 
 朝、起きてトイレに向かう。小用を済ませたあと、股間の紐を引いて新しいものと交換した。博士の説明からすると更年期になるまで毎月のように処置しなければならないのだ。これを面倒て言うと世の中の全ての女性に顔向けができなくなる。気持ちを切り替えて僕は朝食の支度を始めた。
「おはよう。」と博士が部屋から出てきた。彼女は何も言わずにテーブルに着いた。トーストとサラダを並べると、僕もエプロンを外して席に座った。「夕べの話しだけど、結婚云々はともかく、あと一カ月なら付き合ってもいいよ。その後は学校がありますからね。」
 そう言うと博士の顔が明るくなったように見えた。「では、服と食糧を手配しておこう。」「食糧はともかく、服は大丈夫でしょう?」「あなたの服よ。いつまでも診察着やあたしのを着ている訳にもいかないでしょう?別にあたしはあなたがスカートを履いても気にしないけどね。」服に関して言えば診察着でも不自由はないのだが、やはり毎日だと飽きてしまう。が、彼女の服も着られない事はないのだ。このままでも、よっぽどの事がない限りスカートを履くことはない。「僕は構いませんから食糧だけで大丈夫ですよ。」と答えていた。
 
 
 
 しかし、その「よっぽどのこと」は遠からずにやってくるのだった。しばらく雨が降り続き、洗濯物が溜まっている事には気付いていた。「あとでこの間頼んでおいた食糧が届くから受け取っておいてね。」僕は久し振りに晴れたので大量の洗濯物を干していた。人が来るのならば着替えなければと振り返ると、僕が着ようとしていた服を着た博士がそこにいた。彼女の服で僕が着られそうなものは全て把握していた。彼女の着ているのは最後の一枚であり、外は今ベランダの物干しで揺られているのだ。「じゃあ、頼むね。」と彼女は部屋に戻ってしまった。僕はクローゼットを開き、思案した。
 ふと見ると扉の裏に鏡がついていた。髪を伸び放題にした僕が映っていた。薬の影響か、髭はみな抜け落ちていた。髪を梳かせば女の子に見えなくもないか?
 僕はクローゼットの中から一枚のスカートを取り出していた。
 
 届けられた荷物は全て倉庫に運び込まれた。届けに来た人を見送って、ほっと胸を撫で下ろした。どうやら不審に思われることはなかったようだ。「ねぇ、ちょっと来てくれる?」元の診察着に着替えようとした時、博士に呼ばれた。「そのままで良いから、早く!」僕は手にした診察着を戻し、彼女の部屋に向かった。
 
 バシャリ
 
 とフラッシュが焚かれた。博士の手には写真機が握られていた。「な、何なんですか?」「見れば解るでしょ?写真を撮っているのよ。あなたはなかなか、こんな可愛い姿になってくれないからね。」パシャパシャと続けざまに撮られてゆく。「止めてください。」僕は彼女の手から写真機を取り上げようとした。
「キャッ!」という悲鳴と共にバランスを崩した僕等は床の上に倒れ込んだ。
 僕は博士に組み敷かれる形になった。スカートが捲れ大腿があらわになる。「セクシーだね。」と博士。「僕は男ですよ。」と言ったが、「このままレイプしちゃおうか?」僕の剥き出しの大腿に博士の股間が押し付けられた。ズボンの布越しにある筈のないものを感じた。「どう?」彼女が身体を離す。そこには棒状の膨らみがくっきりと浮かびあがっていた。
 僕は動けなかった。スカートの中に手を入れられショーツが剥ぎ取られる。博士の繊細な指が僕の股間を刺激してゆく。僕は女の子のように股間を濡らしていた。
 博士がズボンを下ろした。逞しい肉塊がショーツを押し退け威容を現している。「最初にあの薬を飲んだのはあたしなのよ。あたしはあたしを受け入れてくれる人を探していたの。あなたなら大丈夫よね?」
 彼女の腰が僕の股間に割り込んでくる。スカートがずり上がり、僕の股間があらわになる。萎えたペニスが僕自身の愛液に濡れている。腰が持ち上げられ、大きく股間を開かされる。彼女の先端が股間に触れたと思うと、そのままズブズブと中に入ってきた。
 
 
 ・・・
 
 
「よいしょっと」僕は洗濯篭をベランダに置いた。声を出したのは、別に洗濯物が多かった訳ではない。原因は僕にある。最近、お腹が膨らんでバランスが取り辛いのだ。別に太った訳ではない。僕のお腹の中に、赤ちゃんがいるからだ。博士と僕の子だ。
 僕はアルバイトを続けることにした。契約期間は無期限。同時に婚姻届けにもサインしている。学校は辞めた。家事と、もうしばらくしたら始まる育児に専念することにしたのだ。
 
 僕は空を振り仰いだ。青空が広がっている。今日も洗濯日和だ。
 僕はお腹の赤ちゃんと一緒に洗濯物を干し始めた。
 
 
 

−了−


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