僕の夢



 僕の夢・妄想はお嫁さんになること。
 
 純白のウェディングドレスを着て、彼に抱かれる。
 コルセットで更に細くなったウエストに腕が廻されただけで、もう足がガクガク♪
 彼の唇が近づいてくる。
 誓いのkiss。
 もう頭の中は真っ白…
 
 
 
 そのままホテルのベッドルームへ…
 待ちに待った新婚初夜だ。
 お化粧を落として、シャワーを浴びる。
 真っ白なバスローブに身をくるみ、彼の前に立つ。
 「さぁ、奥さん♪」
 (『奥さん』だって。きゃ〜〜〜〜ッ!!)
 そう。
 今日から僕は彼の『妻』なのだ。
 彼の手がバスローブの紐を解く。
 肩からスルリとバスローブが落ちる。
 美しい裸体が彼の目の前に晒される。
 「恥ずかしいわ。電気を消して♪」
 彼の手がサイドテーブルのリモコンに伸びる。
 パチリ
 明かりが消える。
 僕はそのままベッドに押し倒された。
 

−了−


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